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2019.11.23

日ポ国交樹立100周年記念シンポジウム

フォーラム・ポーランド2019

日本・ポーランド国交樹立100周年記念会議

Konferencja „FORUM POLSKA 2019” z okazji 100. rocznicy

 nawiązania stosunków dyplomatycznych między Japonią i Polską

 

 

「日本とポーランド。一世紀の交流をへて」

 

 

 

期日: 2019年11月23日(土・祝日)

場所: 駐日ポーランド共和国大使館多目的ホール

共催: NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会、駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター

協力: 在ポーランド日本国大使館、日本国大使館広報文化センター

 

 

10:00-10:10

「開会の辞」パヴェウ・ミレフスキPaweł Milewski(駐日ポーランド共和国特命全権大使)

10:10-10:30

「はじめに」関口時正Sekiguchi Tokimasa(フォーラム・ポーランド組織委員会)

10:30-11:10山中 誠Yamanaka Makoto(元ポーランド共和国駐箚日本国特命全権大使)「ポーランドと私」
11:10-11:50井上 望Inoue Nozomi(元ヴロツワフ歌劇場プリマ・バレリーナ)「私とバレエとポーランド」
12:00-13:00軽食
13:00-13:40金子 祥三Kaneko Shōzō(東京大学生産技術研究所・研究顧問)「ポーランドのエネルギーの未来」
13:40-14:20

菅生 早千江Sugō Sachie(元ヤギェロン大学日本学科講師)「ポーランドの日本語教育100年と現在、未来」

14:20-15:00石川 慶Ishikawa Kei(映画監督)「私とポーランド映画」
15:00-15:30 コーヒー・ブレイク  
15:40-17:00

中継「ワルシャワから《ジェン・ドブリ!》」

中継:在ポーランド日本国大使館広報文化センター/駐日ポーランド共和国大使館多目的ホール

協力:在ポーランド日本国大使館

 岡崎恒夫Okazaki Tsuneo(ワルシャワ大学)
 西水佳代Nishimizu Kayo(ピアニスト)
 吉岡 潤Yoshioka Jun(歴史学者)
 モデレーター(ワルシャワ): 田口雅弘 Taguchi Masahiro(フォーラム・ポーランド組織委員会)
 モデレーター(東京): 白石和子 Shiraishi Kazuko(元リトアニア共和国駐箚日本国特命全権大使)
17:00-17:10「閉会の辞」――ポーランド広報文化センター所長
18:00-20:00懇親会レセプションクシシュトフ・インガルデンKrzysztof Ingarden(建築家・在ポーランド日本名誉総領事)「挨拶と乾杯」

 

写真: 白木太一、伊藤嘉一、堀内恵美

 

 

✺✺✺✺✺ 講演者、出演者の皆さんご紹介 ✺✺✺✺✺

 

山中 誠

 1974年に慶応義塾大学経済学部卒業、1977年にアマースト大学(米国マサチューセッツ州)卒業。1974年に外務省入省後、アジア局、欧亜局、条約局、国際情報局等にて勤務。また在外公館は在米国日本国大使館、在タイ日本国大使館、在英国日本国大使館、在ウィーン国際機関日本政府代表部にて勤務。1999年から2002年まで経済協力開発機構(OECD)東京センター所長を務める。2004年3月から2007年8月まで在サンフランシスコ総領事、2007年10月から2010年9月まで駐シンガポール日本国大使を歴任。2010年9月より約1年間、東京にて科学技術協力担当大使を務める。2011年9月より2016年2月まで駐ポーランド共和国日本国大使(その後2016年3月退官)。

現職:日本ポーランド文化交流協会理事長。スペシャルオリンピックス日本理事。

 

 

井上 望

 6歳から大阪でバレエを始める。2002~2004年、ロシア国立ペルミバレエアカデミー修了。2004年、エストニア国立バレエ団に入団。2007年、ポーランドのヴロツワフ・オペラにソリストとして入団。モニューシュコ(他)作バレエ《悪魔のいたずら》(Figle szatana)のDiablica役でヴロツワフデビュー。2008年、ペンデレツキ作オペラ《失楽園》のエヴァ役で出演。パートナーにGrzegorz Pantak(Dyrektor Kieleckiego Teatru Tańca)。2008年、《ドン・キホーテ》でキトリ、ドゥルシネア。振付Beata Vollack。

 2009年、ヴロツワフ・オペラのプリマ・バレリーナに昇格。2010年、《ロメオとジュリエット》ジュリア役。Jerzy Makarowski振付。2011年、シロンスク・オペラのバレエ・コンサートに客演。2012年、ウッチ市テアトル・ヴィエルキ(Teatr Wielki)にて「Hiszpańskie Fascynacje」に客演。2013年、「Gala Baletowa」で《スパルタクス》よりアダージオ、《海賊》よりパドドゥ。2014年、《コッペリア》スワニルダ役。振付Giorgio Madia。2016、《アンナ・カレーニナ》でアンナ役。振付Bożena Klimczak。ヴロツワフ・オペラで《くるみ割り人形》のクララ役。《白鳥の湖》でオデット、オディール。その他多数のオペラ出演。

 2015年6月、ポーランド文化国家遺産大臣より文化功労章。ZASP(ポーランド舞台芸術家連盟)ヴロツワフ支部より文化功労章受章を受け表彰される。2016年11月、日本に完全帰国し、後進の育成・指導に専念している。

 

 

金子 祥三

 1966年東京大学工学部機械工学科を卒業後、三菱重工業株式会社に入社。火力発電プラントの設計エンジニアとして日本および海外の約30の発電用ボイラを設計。同時に公害防止機器(脱硫装置、脱硝装置、集塵装置)、燃料電池、太陽電池、流動床燃焼および石炭ガス化複合発電(IGCC)などの技術開発に従事。東京大学工学博士。三菱重工業取締役・原動機副事業本部長などを歴任後、2001年6月退社。2001年9月電力10社により設立された株式会社クリーンパワー研究所に代表取締役・副社長として入社。2008年9月1日付けで東京大学生産技術研究所特任教授(「先端エネルギー変換工学」担任)に就任。高効率発電の研究開発を行う。翌2009年4月1日よりエネルギー工学連携研究センター副センター長を兼務。2015年8月に特任教授および副センター長を退任。

 2013 年5月8日ポーランド共和国クラクフ市のAGH科学技術大学と生産技術研究所との間で協力協定を締結。高効率火力発電、燃料電池などの共同研究を実施。またポーランドの主要電力会社であるPGE社やENEA社、また最大のガス会社であるPGNiG社に高効率で環境にやさしい発電技術や自動車技術について技術アドバイスを行う。 2017年5月18日、“ポーランド共和国エネルギー功績賞”を授与される。2019年4月15日に日本機械学会より、2018年度日本機械学会賞(技術功績)授与。2019年2月3日および2月24日に全国放送されたBSフジの“ポーランドのエネルギー事情”の取材およびインタビューを担当。2016年11月1日より現職。

 

 

菅生 早千江

 神奈川県横浜市出身。元ヤギェロン大学日本学科講師。現在お茶の水女子大学国際教育センター講師。お茶の水女子大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(人文科学)。

 1995年より日本語教育に携わる。2004年より2007年まで独立行政法人国際交流基金よりヤギェロン大学日本学科に日本語教育専門家として派遣される。帰国後は、東京大学大学院工学系研究科日本語教育部門等の非常勤講師を経て、2015年より現職。

 専門は第二言語習得、および日本語教育学。ヤギェロン大学での3年間は、日本語授業を担当したほか、ポーランドにおける日本語教師会の設立に関わった。

 2019年3月には、科研費研究のためポーランドを再訪し、ヤギェロン大学においてデータ収集を行ったほか、ワルシャワで開催されたポーランド日本語教師会勉強会において、メンバーと旧交を温める機会を得た。

 主な論文に、「文法項目を特定したリキャストの効果に関する研究概観―文法項目の特性とリキャストの与え方に着目して―」『第二言語としての日本語の習得研究』15(第二言語習得研究会、5-25、2012年 /第二言語習得研究会第2回佐々木賞受賞)等がある。ポーランド関係では、「ポーランドにおける日本語教育事情―ポーランド日本語教師会・組織づくりの実践を中心として―」『言語文化と日本語教育』32(お茶の水女子大学日本言語文化学研究会、39-48、2006年)、「第8回・国際日本学コンソーシアム:日本学研究と日本語教育との連携―ポーランドの場合―」『比較日本学教育研究センター研究年報』7、(お茶の水女子大学、269-272、カタジーナ ソンネンベルグとの共著、2011年)がある。

 

 

石川 慶

 愛知県出身。東北大学物理学科卒業。アンジェイ・ワイダ、ロマン・ポランスキーらを輩出してきたポーランドの国立ウッチ映画大学で演出を学ぶ。

 2007年には東京国立美術館フィルムセンターにてポーランド短篇映画選を企画、運営。

 日本とポーランドの合作企画『BABY』ではプチョン国際ファンタスティック映画祭の企画マーケットでグランプリにあたる「プチョン賞」を受賞。

 平成19年度文化庁新進芸術家海外研修制度、映画監督部門研修生。

 妻夫木聡、満島ひかり主演『愚行録』(2017年公開)で、長編監督デビューを果たし、2016年ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたほか、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ国際映画祭、日本プロフェッショナル大賞では新人監督賞も受賞。

 今年の2019年10月4日には松岡茉優、松坂桃李出演の新作『蜜蜂と遠雷』(東宝)の公開が控える。『蜜蜂と遠雷』公式サイトはhttps://mitsubachi-enrai-movie.jp/

 

 

✺✺✺✺✺ ワルシャワから「ジェン・ドブリ!」 ✺✺✺✺✺

 

岡崎 恒夫

1944年8月6日旧満州瀋陽市生まれ。山口県立下関西高等学校卒業。京都大学仏語仏文学科卒業。1970年より現在までワルシャワ経済大学(SGH)にて教鞭。1973年より現在までワルシャワ大学日本学科にて教鞭。ポーランドで50年近くにわたり多くの日本研究者を育てる。著作に「ワルシャワ大学の日本語教育史」(『比較日本学教育研究センター研究年報』(お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター)第12号、2016年)など。長年の功績に対し、「外務大臣表彰(日本)」(2014)などを受章。現在、NHK「ラジオ深夜便」(金曜日)をレギュラーで担当。

 

 

西水 佳代

 兵庫県伊丹市生まれのピアニスト。1987年よりポーランド在住。

 2004年から8年にわたり「フリデリク・ショパン全曲演奏」コンサートシリーズを実現、16回の演奏会で233曲を演奏。演奏会は毎年ショパンの誕生日(3月1日)と命日(10月17日)にポーランドワルシャワ郊外のプルシュクフ市にあるマゾフシェ古代冶金博物館のコンサートホールで開かれた。現在「Chopin’s music & stories by Kayo」アルバム集(全17巻予定)制作中。今までに7巻リリースした。演奏活動以外にもピアノ・日本語教師、ポーランド語通訳、4児の母として地域社会の文化振興交流を図る様々なコンサートやイベントの企画を積極的に手がけている。2012年より日本での活動も再開。演奏会だけでなく講演会、ワークショップ、プライベートレッスンなどを通してポーランドで培ったショパン観や音楽観を伝えるべく意欲的に取り組んでいる。

 

 

吉岡 潤

京都大学文学部史学科卒業。1996-99年ポーランド科学アカデミー歴史研究所研修員。京都大学大学院文学研究科現代史学専修博士課程修了。博士(文学)。2002年津田塾大学学芸学部国際関係学科専任講師。同准教授を経て、2015年より同教授。専門はポーランド現代史、特に第二次世界大戦期と戦後初期のポーランド政治史、民族問題。著書に『戦うポーランド――第二次世界大戦とポーランド』(東洋書店、2014年)、共訳書にアンジェイ・ガルリツキ著『ポーランドの高校教科書【現代史】』(明石書店、2005年)他。現在ポーランドに滞在し、2020年3月までポーランド科学アカデミー歴史研究所客員研究員。

 

 

田口雅弘

 ワルシャワ中央計画統計大学(SGPiS、現ワルシャワ経済大学:SGH)経済学修士学位取得卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程後期単位取得退学(京都大学博士)。1990年、岡山大学教養部助教授。ハーバード大学ヨーロッパ研究センター客員研究員、ポーランド科学アカデミー(PAN)客員教授等を経て、 岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。専門は移行経済論、現代ポーランド経済史、ポーランド経済政策論。著書に『ポーランド体制転換論 システム崩壊と生成の政治経済学』(御茶の水書房、2005)、『現代ポーランド経済発展論 成長と危機の政治経済学』(岡山大学経済学部、2013)、他。現在ポーランドに滞在し、2020年1月までワルシャワ経済大学世界経済研究所教授。

 

 

✺✺✺✺✺ 懇親会 ✺✺✺✺✺

 

クシシュトフ・インガルデン

KrzysztofIngarden

 クラクフ工科大学建築学科卒。博士。1983~85年、筑波大学留学。1984~85年、磯崎新建築事務所勤務。2003年からA・F・モジェフスキ記念大学(クラクフ市)教授、2017年から建築・美術学部長。2002年以降、日本名誉総領事。ポーランド建築家連盟名誉賞受賞(2009)。2015年以降、ポーランド学術アカデミー(PAU)正会員。

 在日本ポーランド共和国大使館(2001)、愛知万博ポーランド館(2005)、クラクフ国際会議場(2014)など、設計建築作品多数。

 

NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会

https://forumpoland.org/

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